残雪多い花の白山
2000年7月13、14日
残雪が多く花の最盛期にはほど遠いことはわかっていましたが、7月13、14と白山に登ってきました。
名古屋の自宅を車で早朝出発し、別当出会いに9時ごろ到着。ガスがかかり時折小雨がパラつく中を砂防新道にルートを取りました。
砂防新道はよく整備されており甚之助避難小屋までは順調に歩を進めていきました。ガスは一向に晴れる気配もなく、小屋の軒下で休憩しているとザーッと通り雨が走り抜けていきました。
順調に南竜分岐を過ぎ、キヌガサソウやサンカヨウ、コイワカガミの群落に歓声を上げながら進んでいくと、雪渓のトラバースに出会いました。はじめは登山道下に一旦おりて草つきを登り返してクリア。次は幅50m程のスノーバンドの通過でした。こちらの方が悪くかなり傾斜もきつくて、足を滑らせればはるか下まで滑落して命はありません。一歩一歩慎重に歩を進めて通過。ここだけはアイゼンとピッケルが欲しくなりました。
このあたりからミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ、リュウキンカなどが多く見られ、特に黒ボコ岩下あたりの沢筋に見られたリュウキンカの群落は見事なものでした。
別当出会
マイヅルソウ
甚之助避難小屋
キヌガサソウ
サンカヨウ
コイワカガミ
弥陀ヶ原に雪はありませんでしたが、相変わらずかなり濃いガスの中で、御前峰はまったく見えませんでした。とても7月とは思えない大量の残雪を踏みしめてようやく室堂平に到着しました。
室堂平では、センター棟の新築工事が行われておりさながら工事現場の様相でした。ちなみにこの工事のため、今シーズン室堂での食事の提供はありません。プレハブの受付で宿泊の申込みをして宿泊棟へ。途中左手に、これもプレハブの自炊棟がありました。
途中の道草が多かったので、荷物をほどいたのが14時過ぎ。蚕棚の1階で身の回りの整理や夕食?の準備を済ませ、2時間ほど昼寝。自炊棟で夕食を摂って宿泊棟に戻るころにはガスが晴れ、夕日に照らされた御前峰の美しい姿をみることができました。
リュウキンカ
夕日の御前峰
落日
日の出前
御来光
御来光を迎える
クロユリ
クロユリの群落
朝の室堂
室堂社務所
大量の残雪
数mある残雪
翌朝3時ころに突如太鼓の連打で目をさましました。御来光礼拝の合図です。眠い目をこすりながら起き出してゴアを羽織り、まだ暗い中山頂を目指します。二人の神職と競争しながら20分ほどで山頂に一番乗り(子供っぽい)。10分ほどで日の出を迎えました。久しぶりに見る御来光に感激。山頂には他に6、7人の登山者がいましたが、みんな歓声を上げていました。神職が『あれが立山、あれが穂高・・・』とシルエットを指さしながら説明するのを耳をダンボにして聞きながら、カメラのシャッターを押していました。
弥陀ヶ原と別山
ミヤマキンバイ
朝もやの別山
シナノキンバイ
シナノキンバイ
ミヤマキンポウゲ
ニッコウキスゲ
ハクサンフウロ
ミヤマナデシコ
観光新道
山頂から室堂平への道すがらクロユリの群落を見つけました。今回はこの花が目当てだったので大感激。
朝食を済ませて一路観光新道へ。昨日はガスで見えなかったのですが、弥陀ヶ原はミヤマキンバイが花盛りでした。そしてほんの数株ハクサンコザクラを見ることができました。
観光新道はミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ニッコウキスゲなどが咲き乱れ、蛇塚から馬の鬣あたりはさながらフラワーロードといった感じでした。来てよかった!!
8時過ぎに室堂を出て、別当出会いに下山したのが13時少し前。コースタイムをオーバーしていますが、それはお花畑での道草が原因?ということにしておきます。
デジタルカメラ Olympus C-2000Z、Nikon Cool Pix 990 で撮影した画像を PhotoShop でレタッチしています。ただしインターネット掲載のため、大幅に画質を落としています。